江口寿史がギブソン130周年記念のアートワーク制作、レスポールを携えた女性描く
江口寿史が、ギターブランド・ギブソン130周年を記念し、ギターを題材にしたアートワークを制作した。
イラストには、カスタムショップの1956年モデルのレスポールを携えた女性が描かれた。 江口は「僕はイラストを描くときに常にその絵に合わさる文字(フォント)を考えます」と考えを明かしつつ、「このイラストにおいては、この斜め部分にGibsonの斜めのロゴが収まると一番決まった形で完成するなと考えました。Gibsonの斜めロゴ、カッコいいじゃないですか。」と語った。公式XおよびInstagramでは、江口オリジナルラベルのオレンジワインが20人に当たるキャンペーンも開催されている。
江口寿史コメント
このレスポールの絵はなんで下部を斜めに切ったのでしょうか。
僕はイラストを描くときに常にその絵に合わさる文字(フォント)を考えます。元来イラストレーションというのは商業美術なので、絵だけで完結することはなく、そのクライアントの広告ロゴやキャッチコピーの文字と合わさって初めて完成形のビジュアルとして世の人の目にふれるわけです。
ぼくはそれがとても好きです。そういう広告や書籍のカバーの仕事で描く時じゃなくても、どうも絵だけではなんとなく落ち着かないというか、文字が欲しいと思ってしまう。文字と組み合わさった時、イラストもさらに輝きを増すと感じてしまう。それは多分にフェティッシュ的なものなのかもしれません。
このイラストにおいては、この斜め部分にGibsonの斜めのロゴが収まると一番決まった形で完成するなと考えました。Gibsonの斜めロゴ、カッコいいじゃないですか。絵とロゴが互いを引き立て合っているようなイラストが理想です。
江口寿史